湖の中のあの鳥居が、建てられたのは1937年。それより前にあった証拠はない

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白鬚神社(しらひげじんじゃ)は、滋賀県高島市鵜川215にある神社です。まつられているのは猿田彦命。社格は国史見在社 旧県社。創建は伝・第11代垂仁天皇25年と伝わります。

びわ湖の中の、あの赤い鳥居。昔からあると思ってた。
しらひげじんじゃ。滋賀県たかしまし、びわ湖の西の岸にあります。
湖の中のあの鳥居が、実際に建てられたのは、1937年です。
それより前に、そこに鳥居があったという証拠は、一つも見つかっていません。
じゃが、絵にはずっと描かれておった。室町時代のびょうぶえにも、江戸時代のえんぎえまきにもな。
なみうちぎわに見えかくれしていた。世の中の異変の前ぶれに、突然あらわれた。そう語りつがれてきた、伝説の鳥居です。
え、絵の中にしかなかった鳥居を、本物にしちゃったってこと。
そうじゃ。昭和12年、大阪のくすりどんや、こにしきゅうべえのきしんでな。いまの鳥居は、1981年に建てかえたものじゃ。
まつられているのは、さるたひこのみこと。てんそんこうりんのとき、先頭に立って道あんないをした神です。
白い髪と白いひげの、おきなのすがた。それが、しらひげという名の由来だと伝えられます。
ただし、その鳥居へ渡る道はありません。やしろと湖のあいだには、こくどう161号が走っています。
やしろは、横断はひかえてくださいと言い続けています。見るなら、社務所の前のてんぼうだい、おうみしらひげだいから。
絵の中にしかなかった鳥居が、いまは湖に立っておる。会いに行くときは、道を渡らずにな。
その社が、どんな願いごとで信仰されてきたかです。かなうことをお約束するものではありません。
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