くすりの神は、指のすきまから、こぼれ落ちて生まれた

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少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)は、大阪府 大阪市中央区道修町にある神社です。

大阪のこの神さま、指のすきまからこぼれて生まれたんだって。
すくなひこなじんじゃ。大阪のどしょうまち、くすりの問屋がならぶ町なかにあります。
ならば、ふたりで手を合わせて、名をよぶのじゃ。
すくなひこなのかみさまー。指のすきまから、出てきてくださいー。
よんだか。われがすくなひこなのかみ。神の指のあいだからこぼれた子である。
古事記です。おおくにぬしのかみが海辺にいると、波の上を小さな神が寄って来た。
乗っていたのは、ががいものみで作った小さな船。着ていたのは、ひむしの皮をはいだ衣でした。
だれも、われの名を知らなんだ。ひきがえるが、かかしなら知っておると言うたのじゃ。
名前を知ってたのが、かかしなのか。
われはおおくにぬしと兄弟となり、ふたりでこの国を作りかためた。田も、くすりもじゃ。
ところが古事記は、そのあとをひとことで終えます。すくなひこなのかみは、とこよのくにへ渡った、と。
国づくりのとちゅうで、いなくなっちゃったの。
それから千年あまり。あんえい九年、どしょうまちのくすり屋が、京都からこの神をむかえました。
ころりがはやったとき、くすり屋たちは、はりこの虎をそえて薬を配ったと伝えられています。
行ったら、はりこの虎をもらうのじゃ。指からこぼれた神が、いまもおる。
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