社殿の後ろの岩山に、縦横10メートルの穴。岩への信仰が先にあった

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上色見熊野座神社(かみしきみくまのいますじんじゃ)は、熊本県阿蘇郡高森町上色見2619にある神社です。まつられているのは伊邪那岐命、伊邪那美命、石君大将軍。社格は旧村社。

熊本のこの参道、空気が違うって言われるけど、なんでだろう。
上色見くまのざ神社。熊本県の阿蘇、高森町の山あいにあります。
うっそうとした杉の木立の中を、石段が続きます。参道にならぶ石灯籠は97基。
その先、社殿の後ろの岩山には、たてよこ10メートルの大きな穴があいています。うげといわ、とよびます。
このやしろは、もともとあった岩への信仰に、熊野の信仰が結びついたものと伝わるのじゃ。
創建は、鎌倉時代の末から室町時代ごろと伝えられます。熊野の信仰は、山で修行する人たちがもたらしました。
そのためこのやしろは、うげとごんげん、くまのぐうとも呼ばれてきました。
うげといわには、阿蘇の神に追われたキハチほうしが、山ひだを蹴破って逃げたという伝説が残ります。
岩にあいた穴を、そんなふうに語りついできたんだ。
じゃあ、おやしろより先に、この岩のほうがあったんだね。
どんな困難も必ず通り抜けられる。うげといわはそう見立てられ、受験合格や必勝のご利益があるといわれます。
行ったら、社殿の後ろへ。急な坂をのぼった先に、うげといわがあります。足もとに気をつけて。
岩が先にあって、人があとから祈りをかさねた。この静けさは、その時間の長さなのじゃ。
その社が、どんな願いごとで信仰されてきたかです。かなうことをお約束するものではありません。
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