やしろのはじまりは、標高1625メートルの山頂。いまの場所へ移ったのは311年あと

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岩木山神社(いわきやまじんじゃ)は、青森県弘前市百沢字寺沢27にある神社です。まつられているのは顕国魂神・多都比姫神・宇賀能売神・大山祇神。社格は旧国幣小社 別表神社。創建は(伝)宝亀11年(780年)と伝わります。津軽国の一之宮です。

青森に、参道のまっすぐ先が山になっている神社があるんだって。
いわきやまじんじゃです。やしろのはじまりは、ふもとではなく、いわきさんの山頂でした。
ほうき十一年、七百八十年に、山頂へ社殿を建てたのが起こりと伝えられています。
いまの場所にやしろが移ったのは、それから三百十一年あと、千九十一年のことです。
えんりゃく十九年、八百年に、さかのうえのたむらまろが建て直したと伝えられておるのじゃ。
このとき、ふもとのとこしないの里に、おりいのみやが建てられ、山頂のやしろは奥宮と呼ばれました。
じゃあ、いま参拝している社殿は、あとからできたんだ。
かんじ五年のことじゃ。神のお告げによって、おりいのみやを、いまの場所へうつしたのじゃ。
山頂の奥宮は、いまもそこにあります。いわきさんは標高千六百二十五メートル、青森県の最高峰です。
それでも、山へ登る参拝は残りました。おやまさんけいです。旧暦八月一日に、村ごとに奥宮まで登ります。
やしろが里へおりても、結局みんな山へ登るんだ。
行くなら、楼門をくぐって、社殿のうしろを見あげてください。ほんとうのやしろは、その山の上にあります。
人がやしろを建てるより先に、この山はずっとここにあったのじゃ。
その社が、どんな願いごとで信仰されてきたかです。かなうことをお約束するものではありません。
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