1159年に笏献上の記録。即位に献上する笏は御神体山のイチイから

神社のはじまり > 全国の神社マップ > 岐阜県 > 飛騨一宮水無神社
飛騨一宮水無神社(ひだいちのみやみなしじんじゃ)は、岐阜県高山市一之宮町5323番地にある神社です。まつられているのは水無大神(御歳大神ほか14柱の総称)。社格は式内社(小) 飛騨国一宮 旧国幣小社 別表神社 金幣社。飛騨国の一之宮です。

岐阜のこの神社、天皇にあの細い板をおさめるの?
みなしじんじゃ。岐阜県たかやまし、宮川のほとりにあります。
あの板は、しゃくといいます。このやしろは、天皇の即位に際して、木で作ったしゃくを献上してきました。
やしろの由緒には、1159年に、神主がしゃくを一対おさめたとあります。平安時代のことです。
材料は、ご神体の山、くらいやまのイチイじゃ。遠い宮中の儀式と、飛騨の山がつながっておる。
ただし、それが献上の始まりだと決まったわけではありません。由緒に挙げられた、古い記録のひとつです。
くらいやまは、古くから信仰されてきた、ご神体の山。この山に、イチイの原生林があります。
木が一位というくらいを授かり、イチイと呼ばれたとも伝わる。ただし、名前の由来には諸説あるのじゃ。
あの小さな板が、山の木から作られていたんだ。
見た目は静かな森でも、宮中の儀式とつながっているんだね。
しゃくをおさめるのは、即位の時だけではありません。伊勢神宮の式年遷宮にも、くらいやまのイチイのしゃくが献上されます。
行ったら、おたびやまにも目を向けて。この丘は、離れたくらいやまを拝む場所とされています。
飛騨の山で育った木が、宮中の儀式へ。小さなしゃくに、山とやしろの長い縁が残っておるのじゃ。
その社が、どんな願いごとで信仰されてきたかです。かなうことをお約束するものではありません。
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