島そのものが神。出土した8万点は、すべて国宝になった

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宗像大社 沖津宮(むなかたたいしゃおきつみや)は、福岡県 宗像市 沖ノ島にある神社です。

福岡に、だれも上陸できない神社があるんだって。
むなかたたいしゃおきつみやです。玄界灘にうかぶおきのしま、その島そのものが神の島です。
本土からおよそ六十キロ。周囲四キロの島に、社殿がひとつだけ建っています。
木も草も石も、ひとつも持ち出してはならない。それが、この島の決まりです。
いちぼくいっそういっせきたりとも持ち出してはならぬ。島のすべてが、神のものじゃ。
社殿のうしろには、巨大な岩が重なります。その岩の上や、かげで、まつりが行われました。
いつごろの話なの。
四世紀の後半から、九世紀の終わりまでじゃ。五百年ものあいだ、続いておった。
島の二十二か所の跡から、およそ八万点が出ました。そのすべてが、国宝です。
二千十七年、この島とかかわる場所が、世界文化遺産になりました。名は、神宿る島。
集めて守ったんじゃなくて、持ち出さなかったから残ったんだ。
行くなら、おおしまの北にあるおきつみやようはいしょへ。晴れた日は、海の先に島が見えます。
いまも神職がひとり、島で暮らしておる。今朝も、あの海の上で神事をしておるのじゃ。
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