本殿は、岩穴の中。最後は90度の絶壁を7メートルの鉄鎖でのぼる

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太田山神社(おおたさんじんじゃ)は、北海道 久遠郡せたな町にある神社です。

北海道に、おまいりの最後でがけをのぼる神社があるんだって。
おおたさんじんじゃ。北海道せたなちょう、たいせいくおおた。日本海に面したがけの上にあります。
このやしろの本殿は、山の上の岩あなの中にあります。だからおまいりは、そのまま山のぼりになります。
鳥居をくぐると、いきなり40度の階段です。足をかけるところもせまく、鳥居は三つ続きます。
そこから先は、ロープぞいの山道じゃ。ロープは階段から本殿まで、ずっと続いておる。木の根と岩の、せまい道じゃ。
とちゅうには、岩がけのしたのおじぞうさま。さらにのぼると、にょにんどうがあります。たんけんかのまつうらたけしろうは、この登りをオニカミノボリと書き残しました。
え、まだ着かないの。
やがて本殿の鳥居が見えてくる。その先にあるのが、はば1メートル、長さ16メートルの鉄の橋じゃ。右下は谷そこじゃぞ。
橋をわたると、本殿のある岩あなの真下です。目の前は、90度の絶壁。そこから7メートルほどの、鉄のくさりが下がっています。
これをのぼりきって、やっと岩あなの中の本殿です。岩あなは広いところでも4メートルほど。やしろは高さもはばもおくゆきも、2てん5メートルから3メートルです。
はじまりは、かきつねんかん、1441年から1443年と伝わります。1454年、たけだのぶひろがこの地に上陸し、おおただいごんげんのそんごうをおくったと言い伝えられています。
明治5年、さるたひこのおおかみをまつる太田神社となりました。行ったら、ふもとの拝殿の前から山を見上げてください。40度の階段と三つの鳥居が見えます。
登りは70分から100分。無理をせず、ふもとから手を合わせてもよいのじゃ。海をゆく人たちも、そうしてこの山をおがんできたのじゃ。
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